相場師朗の株塾で人生が変わった相本です。

今回も、前回と同じく上昇局面の攻略を実際のチャートを元に
どう対応して行ったらいいのかを考えたいと思います。

その前に、途中で頻出してくる「移動平均線」についてわからない方はこちら
>移動平均線とは?

では、早速細かく見ていきましょう。

2015年の「KDDI」の日足チャートです。

大きく下がってきた株価が下げ止まり
横ばい期間を経て、最終的に上昇局面になっています。

それぞれのローソク足であなたならどういう建て玉の操作をしますか?
私ならこうするという参考例を以下に示します。

ローソク足1本1本に建玉をした理由があります。
あなたなら「こうする」というものをと比べながら
読み進めてみてください。

①0-2
ずっと下がってきた株価が、
300日移動平均線(オレンジ)を踏んだあと、節目となる2500円で下げ止まった。
その後、5日移動平均線(赤)を超えてきた。
このまま一気に上昇局面に入るとは考えにくいが、とりあえず下げ止まった感じがするので
買いを2だけ入れる。

②0-3
陽線で、二日連続して5日移動平均線越えているので買いを1だけ追加する。

③0-4
前日に引き続き、三日連続、5日移動平均線越え
5日移動平均線が上を向いてきたので、
さらに買いを1追加します。

④2-4
やはり、このまま一気に上がって行くことはなかった。
横ばいのB局面入りか、再度、下げはじめA局面になる可能性も視野に入れ
ヘッジの売りを2入れます。

ヘッジというのは、今後上がる可能性が高いと思っているが
一時的に下がる可能性があるので少し反対の建玉を持つことをいいます。

一時的な下げに備える・・・事故に備える。
あなたが車を持っているなら、もしものために保険に入っているでしょう。
その保険のような役割を果たすものです。

ヘッジについて詳しく知りたい方は
>ヘッジとは?

⑤5-5
300日移動平均線(オレンジ)を割ってきたので良くない感じ、売りを3追加します。
と同時に、このチャートの500円ごとの大きな節目である2500円で
踏みとどまっているようにも見えるので買いを1だけ追加します。

⑥4-6
一旦割り込んだ300日移動平均線をすぐに回復し戻ってきた。
やはり2500円の節目は堅かった。
売りを1切って、買いを2追加します。

⑦3-7
5日移動平均線を2日連続上回ってきた。
陰線だけれども、いい陰線。
更に、売りを1切って、買いを1追加します。

⑧2-8
前日に引き続き、5日移動平均線を3日連続上回ってきた。
これも、陰線だけれども、いい陰線なので
更に売りを1切って、買いを1追加します。

⑨2-0
20日移動平均線を越えることができない。
20日移動平均線に当たって大きな陰線。
まだ上昇局面ではなく横ばい局面が継続中と考え、買いを全部切ります。
売りは、そのまま残します。

⑩3-0
陰線で5日移動平均線を下回っている、かつ5日移動平均線が20日移動平均線を下に抜けてきた。
これは弱い傾向にあります。
300日移動平均線で踏みとどまる可能性もあるので、売りを1だけ追加します。

⑪2-2
陰線ですが、300日移動平均線だけでなく、
5日移動平均線も20日移動平均線も上に越えてきた。
前日終値よりも高い位置でスタートして
前日終値よりも高い位置で終わったので、これは良い陰線。
売りを1切って、買いを2にする。

⑫0-4
長い陽線で、5日移動平均線・20移動平均線とも上に抜けてきた。
且つ、5日移動平均線が20日移動平均線を越えてきました。
過去5日間の平均株価が過去20日間の平均株価を超えてきた。
これは、株価が上を向いてきたということ。
完全に買転換し、売りを全部切って、買いを2足します。

⑬0-6
さらに追加の買いを2入れます。

⑭0-0
3000円という大きなの節目の手前。
60日移動平均線(青)と100日移動平均線(紫)を越えるのが難しそう。
ここで一旦区切ります。全部手仕舞い。

以上、下げ局面から、横ばい局面を経て最終的に上昇局面になる株価の実践トレードをやって見ました。

僕なりに理由を付けて建玉を操作して見ました。
あなたはどんな理由を付けて売買しましたか?

単に上がった下がっただけではなく
なぜ、上がったのか?
なぜ、横ばったのか?
なぜ、下がったのか?

その株価に伴って、なぜそういう売買をしたのか?
全ての売買に必ず理由を付けてください。

理由を付けて売買することによって
同じような局面が来た時に再現性が生まれます。

その練習を日々やりましょう。

相場先生曰く、練習95、実践5です。

日々の練習を怠らないでください。

では、また。

T-Aimoto

<補足>

これらの記事をただ漠然と読み流すだけでは 本番で使えるようにはなりません。

読んだ記事を本番で使えるようになるは 「繰り返し読む」ことが大事です。

いいなと思った記事、 これは大事だぞと思った記事 是非身につけたいと思った記事

があれば、

内容がスラスラと言えるようになるまで 繰り返し読みましょう。

1記事につき最低7回。 そこから、2つ目、3つ目の記事・・・と どんどん出来ることを増やしていきましょう。

基本の徹底反復が 後の大きな飛躍へと繋がります。

頑張ってください。

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